価格:18,700円(税抜 17,000円)
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正式名称「TROUSERS, MENS, COTTON, SATEEN」通称「ベーカーパンツ」
シルエットは、解体したデッドストック、MIL-T-838Dからトレース。
太い裾、広いワタリ、深めの股上、いわゆる「軍パン」のシルエット。
ビンテージミリタリーでよく見るやたら細いループの為に専用ミシンのループ縫いミシンを用意して工場に支給。
腰裏の環縫いも当初はミシン作って支給していましたが、その後は工場さんがミシン買ってくれて・・・でもその工場は作ってくれなくなり・・・紆余曲折はありますが、今縫ってくれてる工場さんは腰裏に慣れたのでうまいです。
すごく独特な縫い方はしていますが。
素材のバックサテンは、MIL-T-838Dの個体とMIL-C-10296Jという生地のスペックを見て作ったいわゆる「ベーカーに使われる目の粗いバックサテン」手触りは柔らかい。
染めは生地の状態にしてから硫化染。
染め上がった生地の状態で左右で微妙に色が違う。
パンツにすると左右・ポケット・前後、すべて色差があります。
色々なアパレルメーカーに生地を販売する「生地商社さん」では、この欠点はNGなので廃番になってしまいました。
今後はもう少し色が安定するスレン染に移行するそうです。
が、デザイナーとしてはこの「色が安定しない」のがビンテージのベーカーパンツで見た「なんでポケットの色が違う?」とか「左右で色が違う?」にそっくりなのであえて、今あるロッドを買い占めました。
というのも、こんな危なっかしい染めなので、生地の硫化染をする工場がほぼ無くなってしまっているのです。
果たしていつまで、この生地が存在するのか?
ちなみに、糸は硫化染でも比較的安定するのでまだ残っています。
といっても廃液処理が難しく、工場は減少気味。
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