価格:39,600円(税抜 36,000円)
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23年秋冬、久しぶりに適度にフィットしたシルエットのLounge Jacket。
21年がゆったりフィットのRelax Lounge Jacket、22年がForestierだったので3年ぶりに登場。
と言っても、前の型紙そのままではなく、衿付けのラインを丸みのある物から角度があるものに変更。
裏襟の中にテープをたたきつけて、襟のかえり線がよりシャキッと出るように。
納品もハンガーにかけて。
袖口はあえてボタンは付けず三巻仕様、袖丈直しをしやすいように。
形は三つボタンの上二つがけ、3パッチで腰だけフラップ有り、大見返しに左右玉縁ポケット、袖ぐりはパイピング。
コーデュロイは細畝のこげ茶。
太畝も良いですが一度、細畝のLounge Jacketを作ってみたかったそう。
1960~70年代頃のアメリカ映画見るとこんな雰囲気のジャケットが出てくるイメージです。
ロバートレッドフォードが着てそうな。
マックイーンも着てそうだけど、若き日の映画コンドルのレッドフォードのイメージ。
コーデュロイが高い言い訳は・・・
・生地幅が狭い。現代の通常が150cm幅にたいしてコーデュロイは110cm程。
・生地値が高い。織る・切る・染める、工程が多いので。
・一着あたりの生地メーターが多くかかる。生地幅が狭いのに加えて、生地に毛並み・方向があるので、裁断時に特定の方向に合わせて切らないといけない
・その分、裁断賃もちょっと高い
です。ごめんなさい!
中はシャツ+ 中厚のセーターは着られるよう、袖の太さを細くしすぎないよう調整しました。
中厚セーターは昔でいえばエベレスト、今はハーレーやジャーミソンズあたり。
当然、これより薄いジョンスメドレーなどのハイゲージは楽々。
RAF Sweater、3PLY Sweatのようなカットソーを合わせて着るのも、少しカジュアルな雰囲気のLounge Jacketはお勧め。
これが思いっきりクラシックに構築されたジャケットだと合わないのです。
カジュアルすぎず、固すぎずがLounge Jacket。
滑りの良い袖裏を付けて脱ぎ着しやすくしています。
毎年キュプラを使っていましたが今年は使えません。
昨年、キュプラの原料になる糸を作っている旭化成の工場で火災があり、いまだ糸の供給が無い状態だからです。
ポリエステルではありますが、見た目や滑り具合はほぼキュプラと同等。
気になる帯電もほとんど感じません。
デザイナー自身でもひたすらシャツとこすって見ましたがくっついたり、パチパチはしませんでした。
データ上、キュプラよりは収縮率が良い(縮みが強くない)ですが、やはりきれいな状態を保ちたいのであればプロのドライクリーニング推奨。
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