価格:19,800円(税抜 18,000円)
[ポイント還元 198ポイント~]
新型、Regular Fit、 裾幅21cmのストレートシルエット。
Slim Fitではふくらはぎがきつい!というお客様。
Slimよりもう少し落ち着いた、ある意味野暮ったくもある、本来の「チノパン」シルエットを穿きたいときはRegular Fitがお勧めです。
縫製仕様もSlimとは変えて、本来の岡山の工場が一番得意な仕様。
「別帯」、帯を身頃とは別パーツに。
ジーンズと同じ縫い方ですが、チノパンなのでステッチはチェーンではなくシングルの帯つけ。
コインポケットにはフラップ、これも別帯だからできる仕様。
機能的にはあまり意味はないのですが、別帯のトラウザーズ作るなら入れたいデザイン。
ベルトを閉めて、タックインするとちらっと見えるフラップがかわいい。
後ろの丸みはダーツを2本に分散して綺麗に出るように。
ジーンズやベーカーと違う、チノパンの特徴はバックに入ったダーツ。
イメージは「ジーンズやベーカーより1サイズ大きいパターンをウェスト部分・ダーツで1サイズ小さくした」
尻繰りはダブルステッチ巻き縫い、脇・内またはインターロック。
強度優先の縫製でラフに穿けるストレートシルエットのチノパンを目指しました。
素材のコットンサージはWORKERSオリジナル。
タテ糸にワタで混ぜたグレー(トップ糸)、ヨコ糸に濃いブラウン。
微妙にブラウンがかったグレーはめったに見かけない色合い。
後ろダーツの余談・・・
人間はヒップからウェストにかけてかなり寸法が変わるので、伸び・縮みするジャージのような素材なら良いですが、そうではなくチノや布帛(ふはく・布全般)は本来はダーツを入れて「ヒップは大きい・ウェストは絞る」のが体に沿わせるという考え方では正解です。
それをあえてしないジーンズ(はるか昔はジーンズも変な位置にダーツのようなつまみがあったりしましたが)だから、シュリンクトゥフィットが必要だったのですね。
それを捨てた防縮、だからフィット感に無理があり、ストレッチの入ったデニムが開発・・・これはまた別の話ですが、チノパンのパターンから類推していけば導き出される答えです。
一方、股上の深さでゆとりを無理やり確保しているベーカーのパターン。
最終目標は「伸びない生地で、ヒップの突っ張り感を無くするにはどうするか?」
それを、ダーツで解決するチノパン、シュリンクトゥフィットで大き目を縮めて解決する昔のジーンズ、股上の深さで何とかするベーカー。
いろいろな解決法が、結果としてパターンの違い、素材の違いを生んで面白い・・・というお話でした。
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