古着独特の雰囲気を好む代表は実際の古着を研究し、その製品をが作られていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史や資料を調べ上げて製品づくりのヒントにしています。
自分で工程を理解し、各工程ごとの専用の設備を要した工場でのみ生産を行っています。
そのクオリティーの高さとユニークさでJ.CREWやINVENTORYをはじめ海外からも注目を集めている。
身頃は極厚の天竺。
編み組織はTシャツと同じですが、極太糸を何本も編み針に突っ込んで編むことで、ローゲージセーターのような厚みに。
さらに生地の裏側を起毛してよりセーターライクにしています。
今年の冬もデザイナー自身よく着たそうで、本当に暖かい。
スウェットのような気軽さ、でもセーターの雰囲気。
リブ、針抜き本数が多い、デコボコがはっきり出たもの。
針を抜く(デコボコをつける)ほど、伸びは良くなりますが戻りも弱くなります。
そのバランスを見て適度な針抜き具合。
Raglan Cotton SweaterはRAF Sweaterよりも袖が太く、首回りもゆったり。
中にシャツを着ることを想定して型紙をひいています。
地味な変更点で今年はWhiteが糸の色そのままではなく、一度晒し(真っ白)にしてから、Whiteに染め直しています。
工程としては、他の色が付いているものと同じように「一度真っ白にしてから白色に染め」ています。
理由、以前は身頃・リブ、糸の太さこそ違えど生成りはほぼ同じ色だったのが今年のサンプルを見ると全く違う。
世界中、サプライチェーンがおかしくなり「同じ規格」の糸を手配しても同じにならないので、手間をかけてクオリティを保とうとしているわけです。
こういう生成り糸を使う製品は毎回サンプルは作り直すようにしています。
今回のように、年によって糸のクオリティが違うので。
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