古着独特の雰囲気を好む代表は実際の古着を研究し、その製品をが作られていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史や資料を調べ上げて製品づくりのヒントにしています。
自分で工程を理解し、各工程ごとの専用の設備を要した工場でのみ生産を行っています。
そのクオリティーの高さとユニークさでJ.CREWやINVENTORYをはじめ海外からも注目を集めている。
長い変遷の末、元になった「FWP」「Fatigue Trousers Without Cargo Pocket」の形跡がほぼありません。
が、この製品は軍パンのFatigue Trousersから脇ポケットを取り去ったものがスタートでした。
夏に履ける、ゆったりとした薄手のパンツ。
そこで、Fatigue Trousersを作ったのですが、脇のカーゴポケットは着る機会を選ぶ。
そこで「Withuout Cargo Pocket」が始まりました。
23SSはついに、ウェストのバックルも取り去り膝のタックも無し。
ファティーグ感がほぼ0なので改名「SummerTrousers」で展開します。
バックルを取った理由そう、ベルトがしたかったのです。
夏向きのウェビングテープを使ったベルトも合わせて製作。
細めのレザーベルトも良く似合うと思います。
一度履いたら7~8月はこれしか履けない、とにかく涼しい。
でも、長ズボンなので足首は冷えない。
素材のリネンは3色、オリーブ / チャコール(ほぼブラック)/ 生成り。
チャコールと生成りはリネンの定番色。
オリーブはミリタリーが本来の元ネタであることを思い出し選択。
チクチクはほぼ無し、ざっくり粗く織っているので風が通り抜け涼しい。
しなやか、着込むほどにさらに柔らかくなるリネン。
でもぷりぷりとしたリネン独特の腰感はそう簡単になくなりません。
デザイナー自身、最初に作ったリネンのトラウザーズが3年目になりましたが、いまだ、どこも破けず、かつ手触りが良くなってまさに今「穿き時」に育っています。
用途がはっきりしていて、秋以降は全く着ない。
だから、着る期間が長くなりすぎず何年も持つのだと思います。
靴もそうですが、同じものを延々着ると痛みが早くなるので。
夏場は、2着を洗い変えながら順番に着るのがお勧めです。
6ozデニムは以前FWPでインディゴを使いデザイナー自身でもよく履いています。
色落ちが穏やか、かつ薄手で涼しい。
コットンなのでリネンより扱いが楽で皺が目立たない。
今回、ブラックもラインナップしたのはデザイナーがブラックを着たいから。
ブラックデニム、インディゴとまた違い都会的な印象。
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