古着独特の雰囲気を好む代表は実際の古着を研究し、その製品をが作られていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史や資料を調べ上げて製品づくりのヒントにしています。
自分で工程を理解し、各工程ごとの専用の設備を要した工場でのみ生産を行っています。
そのクオリティーの高さとユニークさでJ.CREWやINVENTORYをはじめ海外からも注目を集めている。
24S/Sで好評だった2PLY-T、その素材で作ったカーディガン。
今回、シルエットを新たに調整しました。
身幅は中にシャツが着られるぐらいゆったり、肩も落とし気味で袖が太い、でも袖口はリブでしめる。
これがきつすぎると着脱ぎが嫌になるので寸法を調節して「着るときはスポッと入り・脱ぐときは引っかからない」を目指しました。
Tシャツ時期に、このカーディガンを鞄に入れておくと室内や電車で「寒!!」となった時に最適。
Tシャツの上にこのカーディガン、もう少し秋口になればシャツの上に着て。
ボタンもあえて樹脂ボタン。
貝ボタンだと洗うときに割れないか不安が残る。
強度のあるポリエステル樹脂にしたので、ネットに入れないで洗濯・乾燥してもまず割れません。
「2PLY」は「2本の糸を撚り合わせています」という意味。
それぞれ一本づつの糸はZ 撚り(左撚り)を2本まとめてS 撚り(右撚り)してから編み機にかけます。
これで「ねじれ・斜行」を少なくして綺麗な仕上がり。
編み地、特に一本の糸で編む天竺(Tシャツ生地)は糸の撚り方向に斜めによれる「ねじれ・斜行」が発生します。
それを防ぐため2-PLY Teeは「糸自体の撚りとは逆方向に2本をまとめる」、つまり
・1 本の糸の撚り方向(左)vs・2 本の糸の撚り合わせ方向(右)
が互いの撚りを打ち消しあい、斜行を抑えます。
人が着た時、生地がまっすぐ落ちる「きれい」に見える秘訣はこの2PLY、2本撚り合わせにあります。
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