古着独特の雰囲気を好む代表は実際の古着を研究し、その製品をが作られていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史や資料を調べ上げて製品づくりのヒントにしています。
自分で工程を理解し、各工程ごとの専用の設備を要した工場でのみ生産を行っています。
そのクオリティーの高さとユニークさでJ.CREWやINVENTORYをはじめ海外からも注目を集めている。
「表面は極力スムースに、毛羽が少ない」「生地の斜行(斜めのよれ)もできる限り無い」「伸びが少なく、人が立った状態で綺麗に見える」を目指したTシャツ。
今までWORKERSが作っていたラフィー・カード糸を使った毛羽のあるふわっとした、いかにも古着であるようなTシャツとは間逆の方向性。
糸は80番、グレーは長綿、ホワイト・ダークネイビー・ブルー・オートミールはインド超長綿。
それぞれ一本づつの糸はZ撚り(左撚り)のものを3本まとめてS撚り(右撚り)してから編み機にかけます。
編み地、特に一本の糸で編んでいく天竺の宿命で「斜行」があります。
編地が糸の撚り方向の関係で斜めによれる状態です。
ある意味、アメリカンビンテージのTシャツなどはその「よれ」が風合いになるので、WORKERSのヘビーウェイトTではその斜行も風合いに取り入れています。
この3-PLY-Teeはそれとは逆に、糸自体の撚り、それを撚糸(まとめる)時に逆の撚りをかけることで、糸の撚り方向の力を打ち消しあい斜行を抑えることが出来ています。
Sack Coatのような極薄いシャツジャケットの中に綺麗なTシャツを着たいというのが発想の原点。
3-PLY-Tee、デザイナーが生地の風合いを気に入り我慢しきれず、自分用のサンプルも1枚作って着てみた感想はとにかく伸びないとのこと。
これが同じ天竺かと思うぐらいヘビーウェイトTと比べると伸びが少ない。
正直、寝るときに着ると窮屈。
でもその分、体系を補正する効果があり立ち姿は綺麗。
生地はある程度厚みがあるので、体系がもろには出ません。
パターンも伸びが少ない生地に合わせて、若干必要な部分ではゆとりを出しています。