古着独特の雰囲気を好む代表は実際の古着を研究し、その製品をが作られていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史や資料を調べ上げて製品づくりのヒントにしています。
自分で工程を理解し、各工程ごとの専用の設備を要した工場でのみ生産を行っています。
そのクオリティーの高さとユニークさでJ.CREWやINVENTORYをはじめ海外からも注目を集めている。
正式名称「TROUSERS, MENS, COTTON, SATEEN」通称「ベーカーパンツ」
Slim Fitは、裾幅18cm程でWORKERSでいうとOfficer TrousersのSlimとほぼ同じ寸法感。
ビンテージミリタリーでよく見るやたら細いループの為に専用ミシンのループ縫いミシンを用意して工場に支給。
腰裏の環縫いも当初はミシン作って支給していましたが、その後は工場さんがミシン買ってくれて・・・でもその工場は作ってくれなくなり・・・紆余曲折はありますが、今縫ってくれてる工場さんは腰裏に慣れたのでうまいです。
すごく独特な縫い方はしていますが。
素材のバックサテンは、MIL-T-838Dの個体とMIL-C-10296Jという生地のスペックを見て作ったいわゆる「ベーカーに使われる目の粗いバックサテン」手触りは柔らかい。
染めは生地の状態にしてから硫化染。
染め上がった生地の状態で左右で微妙に色が違う。
パンツにすると左右・ポケット・前後、すべて色差があります。
色々なアパレルメーカーに生地を販売する「生地商社さん」では、この欠点はNGなので廃番になってしまいました。
今後はもう少し色が安定するスレン染に移行するそうです。
が、デザイナーとしてはこの「色が安定しない」のがビンテージのベーカーパンツで見た「なんでポケットの色が違う?」とか「左右で色が違う?」にそっくりなのであえて、今あるロッドを買い占めました。
というのも、こんな危なっかしい染めなので、生地の硫化染をする工場がほぼ無くなってしまっているのです。
果たしていつまで、この生地が存在するのか?
ちなみに、糸は硫化染でも比較的安定するのでまだ残っています。
といっても廃液処理が難しく、工場は減少気味。
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