古着独特の雰囲気を好む代表は実際の古着を研究し、その製品をが作られていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史や資料を調べ上げて製品づくりのヒントにしています。
自分で工程を理解し、各工程ごとの専用の設備を要した工場でのみ生産を行っています。
そのクオリティーの高さとユニークさでJ.CREWやINVENTORYをはじめ海外からも注目を集めている。
インディゴ・ホワイトと来たWORKERSの作る「綿(ワタ)からデニム」。
シリーズ第三段はブラックジーンズです。
数年前、デザイナーがたまたま見たコーディネートでブラックジーンズ + ハイネックニット + ジャケットがありました。
それ以来「ブラックジーンズはジャケットに合うのではないか?」とアイデアを温めてきました。
ただ、ブラックデニムは問題が一つ。
ホワイトデニムと同じく、
①糸を染める
②染めた糸を織り機にかかるよう巻くため別の場所に持っていく。この時も小分けに巻きなおす
③別の場所で織機にかかる状態にする(サイジングという工程)、これらの工程を別々の場所で行うのでインディゴデニム以上にコストがかかる。
莫大な量があれば、インディゴデニムと同じ「ロープ染色」という上記三工程を一つの工場で行う方法もあります。
生地屋さんが莫大な量を作ってコストを抑えたブラックデニムを使うことも頭をよぎりましたが、それではWORKERSのブラックデニムに成らない。
初志貫徹、メーター単価が高くてもWORKERSの糸を使ってブラックデニムを製作。(価格はもう無理やりです)
ブラックデニム、OWではあまりインディゴと差がわかりません。
そこで、加工物を追加。
これで、セルビッジのがたがたとしたアタリが良くわかります。
ミミ付デニムでこその色落ち。
縮み・捻じれに対する加工をしていない、毛焼きも無い生機(キバタ)生地。
ステッチ部分に出たデコボコ、捻じれた脇の縫い目がポイントです。
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