古着独特の雰囲気を好む代表は実際の古着を研究し、その製品をが作られていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史や資料を調べ上げて製品づくりのヒントにしています。
自分で工程を理解し、各工程ごとの専用の設備を要した工場でのみ生産を行っています。
そのクオリティーの高さとユニークさでJ.CREWやINVENTORYをはじめ海外からも注目を集めている。
Lot.807はWORKERSの定番、タテ7・ヨコ7のデニムでセカンドタイプ。
肩幅は狭く、アームホールも丸みがある。
袖山は806XHより高く、袖が細い。
平らに置いたとき、肩傾斜線から袖に向かって角度がつく。
着丈はこちらも38サイズで62~3cmに調整。
ウェスト調整の針シンチは無く、腰帯にボタン+タブで調整。
服としてごく普通に、デイリーウェアとして何も気にしないで着られる、要するに普通のブルゾン。
タテ、ヨコ共に米国のアプランド綿を使ったデニム。
単純に「ベーシックなジーンズと言えば、アメリカの綿だけで作った糸で織ったデニムでしょう!」と作り始めてみたら、米綿100%の定番糸が見つからない!だったら、糸から作ってしまえ!(すさまじい量ができるのですが)
アプランド綿は極めてベーシックな綿。
これを日本に輸入し、ビンテージジーンズに見られるムラ糸の形状をスキャンし糸形状を決めます。
これもあまり強すぎないムラにコントロールしています。
完成した糸をロープ染色。下染め・後染め無しのピュアインディゴ染色。
今回、比較的赤みが少なく青みが強く出ているのが色の特徴。
さらに、織布はミミ付の力織機、ローテンションで織ることで、ふっくらとした風合いになり、糸、さらには綿本来が持つキャラクターを消さないようにしています。
完成した生地は防縮加工や毛羽を取り去る毛焼きは行わないキバタデニム。
洗うと縮みねじれるのが特徴。
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