古着独特の雰囲気を好む代表は実際の古着を研究し、その製品をが作られていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史や資料を調べ上げて製品づくりのヒントにしています。
自分で工程を理解し、各工程ごとの専用の設備を要した工場でのみ生産を行っています。
そのクオリティーの高さとユニークさでJ.CREWやINVENTORYをはじめ海外からも注目を集めている。
以前、Goatskin Sport Jacketを作ったときにサイズ見本として並べていた表地ダックバージョン。
「こっちが欲しい!」と言われるだろうなと思ったら案の定、ということでついにラインナップしました。
表地は11oz、がっしりしたダックキャンバス。
糸で硫化染なので着用すると徐々に色落ちが楽しめます。
でも糸染ダックは生地染ダックよりずっと高い。
ボディの裏地はコットンツイル。
厚すぎず・薄すぎず、本来裏地用ではなく、表地にも使えるツイル、高い。
袖裏地はキュプラでは薄い、ポリエステルも薄いしせっかくクラシックな雰囲気に合わない。
そこでコットン・レーヨンサテン、これも高い。
ファスナーも朝日さんなのでクラシックな雰囲気は良いですが高価。
ハンガー納品もするので高い。
これぐらい言い訳すれば、なぜこんなに定価が高いか、ご理解いただけるのではないか!と期待しています。
今、表地のダックキャンバスの値段も見てびっくりしました。
「たけぇ!」ってデザイナー自身で使っておきながら叫んだそう。
パターンは背面を見てほしい部分。
本来、レザーは形・大きさに制約があるので細かく割りつつ、割った部分にアクションプリーツを入れて動きやすさも確保する。
そのレザーでやる仕様を布で作る今回もそのまま取り入れています。
縫製工場さんからは「パーツ多い!」と驚かれましたが。
以上、「作ってと言われても意外と高くなっちゃって難しいんだよ・・・」 の言い訳尽くしでした。
でも、レザーより長い時期着られるので買っても後悔しないかな?と思います。
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