古着独特の雰囲気を好む代表は実際の古着を研究し、その製品をが作られていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史や資料を調べ上げて製品づくりのヒントにしています。
自分で工程を理解し、各工程ごとの専用の設備を要した工場でのみ生産を行っています。
そのクオリティーの高さとユニークさでJ.CREWやINVENTORYをはじめ海外からも注目を集めている。
お客様から「売れないだろうけど夏用にリネンのハリントンジャケット欲しい!」と言われ作ってしまいました。
「売れないだろうけど」とくるのが、真心ブランド・WORKERSらしい。
作る/ 売る/ 買う、誰も嘘が無くて良いです。
形は以前作った秋冬用のハリントンジャケットをベースに、裏地が無いのであれこれ変更。
背面のアンブレラヨークは無し。付けようかとも思いましたが、裏地無しだと始末が綺麗に出来ない。
工程が増える分、工賃も上がる。
どう考えても「どうだ!アンブレラ付けたぞ!」と作る側の自己満足にしかならないので無し。
袖口カフス部分、袖にタック+ 開きを入れてまくれるように。
難しかったのがポケット始末、裏地が無い分、ポケット裏が見える。
そこで袋縫いで綺麗に始末。
見返しも悩ましい、ステッチで身頃にたたくと、雰囲気が変わる。
袋布の奥行きも無くなっ て使い勝手が悪くなる。
そこで上を数センチ、下は三巻まで。
さらに、袋布の一部を見返しに止めつけて袋がバタバタしないように。
腰リブが無い分、何かウェスト周りのフィット感を高める仕様は?という事で背面にタブ+ ボタンでアジャスターを追加。
フロントファスナーは朝日ファスナーの滑りが良いオートマチックロック。
素材、定番の5.5ozリネン。
過去何着もデザイナー自身で着て、かなり縮率が良い(縮みにくい)素材なのでファスナーブルゾンに使っても大丈夫だろうと判断。
縮む素材にファスナーを付けると、素材縮む・ファスナー縮まないでうねるので、生地の縮率を気にしました。
ただ、縮みにくいリネンといっても乾燥機はNG。
洗濯はネットに入れて弱めの水流+ 陰干しで。
詳しくはこちら