古着独特の雰囲気を好む代表は実際の古着を研究し、その製品をが作られていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史や資料を調べ上げて製品づくりのヒントにしています。
自分で工程を理解し、各工程ごとの専用の設備を要した工場でのみ生産を行っています。
そのクオリティーの高さとユニークさでJ.CREWやINVENTORYをはじめ海外からも注目を集めている。
Willis & Geigerモチーフのベスト、W&G要素はポケットのデザイン。
左胸にマチ付きポケット、オートマチックハンドガンのマガジンぐらい入りそうな縦長。
これも機能というよりはデザイン、他のポケットはマチではなくタックで厚みのあるものを収納できるように。
身頃はCruiser Vestを発展させフロントの一部が二重に。
物はフロント三日月からも、内ポケット状になった上方向から入れられる作り。
素材は平織りベンタイル。
40番糸を2本撚り20番相当に、これを高密度に平織り、さらに生地染+撥水加工。
生地の織りだけで撥水性を持たせるというのは難しく、撥水樹脂での加工がされています。
この加工は使い込むと機能が弱まるので、その時はアイロンで表面を整えるとある程度撥水性が復活します。
デザイナー的に、ベストがいつまで作れるのか不安。
問題はコスト、確かにポケットがやたら多く工程が多い。
簡単そうに見えて袖ぐりの3つ巻きも職人芸が要る。
おいそれと、今まで作ってもらっている工場さんから他に依頼することも出来ない。
工賃アップでそれが賃上げにつながり、世の中の好循環の一助になりたいと思います。
一方で、高すぎたらそれはどんなに物が良くたってエンドユーザー様が手を出せなくなり消滅する。
アメリカで製造業が衰退した原因なので不安です、同じ道をたどらないと良いのですが。
いつまでもあると思うな親とメーカー、今のうちにどうぞ。
製品はNW、洗い無し、 高密度で防縮加工もしっかり入っている生地なので通常の洗濯+天日干しであれば縮みはほとんどありません。
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